全否定の有難さ : studiograce　ひとりごと

全否定の有難さ

毎日　あっという間に時間が経ちます

一週間　1ｹ月の早いこと・・・

が　昔を振り返ると人生であれほどしんどかった6ヶ月はなかった・・・という
半年があります

長かった・・・たった6ヶ月が　恐ろしく長く感じたデコレーターのアシスタント時代

阪神　阪急　大丸　今はなきそごう　あちこちのデパートや展示会などのウィンドゥを飾りました

洋服　下着　布団からお鍋　　飾るものは様々であります

OLからの脱出　　手に職を・・・と意気込んで弟子入りしたものの
アマちゃんのuraiはコテンパンに

その頃の私は仕事は与えられるもの・・・と　思いこんでいたので

何をしたらよいのかわからない　指示も無い

「なんで　あんたの仕事を私が考えなあかんの　自分で探し」

鋭い先生の一言　　　　　　　今までとは全てが違いました

9時～5時の仕事　残業があったとしても残業手当がついていたOLから一転

仕事は前日22時に先生にTELで待ち合わせ場所を教えてもらう　

時間は朝早いときもあれば　深夜もあり　

場所ももちろん　大阪　神戸　明石・・・と様々

一週間のスケジュールを教えて欲しいと願いでたら　生意気だと　一言

徒弟制度の為　お給料はなく　授業料を欲しいくらいだ　と一括

何から何まで　今まで生きてきた世界とは違っていました

とにかく全否定　　　アマちゃんであることを痛感したこの6ヶ月

苦しくて苦しくて毎日泣いていた半年であります

結局挫折の半年で終わったのですが

この半年があったから　今こうして仕事が続けられているのです

あのデコレーター時代に　全身に衝撃が走った展示会でのフラワーアレンジとの出会い

遠回りでしたが　あの経験があったからこそきずかせてもらったり出会えたりした半年

その後　ホテルの花屋さんに入社するのですが　全てが感謝に変わったことを覚えています

え？　シフト教えてもらえるの？お休みもらえるの？
お昼休みあるの？ご飯　好きなもの選べるの？（←その頃は一番早いカレーのみ）

　　　　　　　　え～～～お給料もらえるの！！！！

一緒に入社したみんなは　しんどい　と愚痴っていたけど　私には天国

だって　家に帰れるのですから・・・

アシスタント時代は　家にも帰してもらえなかったんです　半住み込み

一度失ったら　その有難さは倍増します　

そして間違いなくあの半年がなければ　独立したところで長続きはしなかったと思います

学校では絶対教えてもらえない　　ハングリーさを教わった半年

全否定　今は本当に感謝しています　
　

日々　感謝して生きられたら　それほど幸せなことはないですね・・・　　